「月100万を稼ぐ営業の基礎」シリーズです。
今回は、意外と軽視されている”第一印象”についての話です。
▼前回の内容
実は、あなたの第一印象は、相手と出会って3秒程度で決まってしまいます。
3秒と言うと、挨拶の一言目くらいでしょうか。
そんな数秒の時間であなたの第一印象が決まってしまうんです。
しかも、もし第一印象が悪かった場合、あなたの話の内容がしっかりしていたとしても、提案内容が悪く捉えられてしまいます。
第一印象というのは、それだけ影響力があります。
「私はオンラインで文章のみのやり取りをしているから関係ないか」と思われる人もいるかもしれませんが、
顔が見えない場合でも応用することはできます。
では、詳しく解説していきます。
オリト
週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。
子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。
「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
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最初の3秒に集中しよう!
第一印象が決まる時間は、「最初の3秒」という説もあれば、「10秒くらい」という説もあるようですが、
とにかく僅かな時間だということです。
そして、この第一印象が最悪だった場合、その後の営業や商談が上手くいくことは、ほぼほぼ無いと思っていいでしょう…。
というのも、心理学の言葉で「初頭効果」というものがあるのですが、これは「最初に受けた印象が、後の評価に影響を与える」というものです。
例えば、話の内容が全く同じだった場合でも、第一印象が良ければ話自体も良く捉えられやすく、逆に第一印象が悪かった場合は、話自体が悪く捉えられてしまう、ということです。
つまり、あなたがいくらちゃんとした話をしても、第一印象が悪いと台無しになる可能性があるのです。
恐ろしいことですね…。
悪い印象を挽回するというのは、とても時間と労力がかかることです。
第一印象を良くする努力をする方が生産的でしょう。
視覚情報が90%近くを占める
人間は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などによって情報を得ていますがが、90%近くの情報は視覚から取り入れていると言われています。
つまり、相手は聴覚であなたの話を聞いているように見えても、実は「見た目はどうか」「印象はどうか」ということを無意識のうちに重視しています。
例えば、話す時の表情・姿勢・身振り手振りなどが重要になります。
イメージしていただくとわかると思いますが、
- 清潔感があり、自信たっぷりに話していて、表情が豊かな人
- シワだらけの服で爪も伸びていて、自信が無さそうで、暗い表情の人
この2人から同じ話を受けたとしたら、一人目の人の話を肯定的に聞けそうですよね。
「見た目なんかでごまかさず、話の内容を洗練させるべきだ」という意見もあるかもしれませんが、見た目も大切だということです。
ただし、いくら見た目を良くしても、話の内容が大したことないと思われてしまえばそれまでなので、話の内容自体はしっかり考えておきましょう。
具体的に、何に気を付ける?
具体的に、第一印象に影響する点を挙げます。
自分で「問題がありそうだな」と感じるところから改善すればいいと思いますし、意見をくれる知人がいれば、「自分はどこを気を付けたらいいかな?」と聞いてみるのも良いかもしれません。
「こんな基本的なことかよ…」と思ったそこのあなた。
本当に全部出来ていますか?
自問自答しながらチェックしてみましょう。
(私も改善していきます。笑)
清潔感・服装
髪
髪がボサボサだったり、油でテカっていたりするのは良くないですよね。
しかしそれ以上に、「キメすぎて失敗している人」の方が多いと思うので気を付けてください。
男性で言うと、ハードワックスでツンツンにしたり、ジェルでガチガチにオールバックにしたり、
女性であればカラーを明るくしすぎたり、カールを巻きすぎたり。
肌
簡単には綺麗にできない部分ですが、女性は軽くでもメイクしておいた方が印象は良いですよね。
男性は、ひげをしっかり剃っておいたり、眉毛や鼻毛を整えたりしましょう。
最近はメンズのBBクリームという、日焼け止めとファンデーションを合わせたような商品もあります。
私も実際使用していますが、肌が少し明るく見えて良いです。(塗りすぎは不自然なので注意)
におい
口臭と体臭です。
たちが悪いのは、「自分で気が付きにくい」ということですね。
家族や気の知れた友人に、「俺の口臭いと思うんだけど、どう?」とか聞いてみるのもありですね。
(信頼関係が無いと正直に言ってくれないかもしれません)
口臭対策としては、歯を磨くとか、うがいをするとか、ミント系タブレットを噛むというのも有効ですが、胃の中から来ていることもあります。
胃の中で効くタイプのブレスケアなども持っておくといいですね。
(私は必ず予備を切らさないようにしていました。)
体臭についてですが、お客様の家や、クライアント先で靴を脱ぐ可能性がある場合は、足のニオイにも注意です。
靴を脱いで臭かったら結構印象が悪くなりますし、後で噂されて悪い話題になっているかも…。
服
安い服で問題無いと思いますが、シワとにおいには気を付けた方がいいです。
シワだらけの服=だらしない人 と思われてしまいます。
「自分は、服はシワだらけだけど仕事はちゃんとしている」と思っていてもそんなの関係ありません。相手がどう思うかが全てです。
タバコを吸う人は、本当に気を付けた方が良いです。
というのも、吸わない人は、すごく敏感なんです。
喫煙者がファブリーズなどをかけて「ニオイ消えてる!」と言っても、「いやいや、普通に臭いから。」と思うことが多々ありました。
(ちなみに電子タバコでもわかります。)
タバコは口臭にも影響があるので、できれば吸わない方が良いのですが…。笑
ぶっちゃけ、「自分が気に入っているか」なんて二の次です。それを優先していたらプロじゃないです。
(キャラづくりに力を入れているなら別ですが。)
私は営業会社で働いていましたが、営業成績が良い営業マン達はみんな、「相手からどう思われるかが全て」という意識で営業していました。
姿勢
猫背の人は自身が無さそうに見えるので、少し胸を張るくらいが良いでしょう。
(張りすぎは横柄な印象を与えるので注意。あごは少し手前に引く。)
相手と接する時だけやろうとしても、無理だと思います。
長時間話していたらすぐに姿勢は崩れます。
普段から、座っている時や立っている時の姿勢を気にしておくといいです。
私はスポーツで腰を壊したことがきっかけで、整骨院の先生に正しい姿勢を教えてもらったので、気を付けるようになりました。
体に肩こりや腰痛などの不調がある方は、これを機に整骨院に行ってみてください。
姿勢を教えてほしいと言えば、丁寧に教えてくれるはずです。
(整体より整骨院・接骨院がおすすめです。)
姿勢を改善すると、健康面にも良い影響があるので一石二鳥です。
表情
これは私自身、改善しないといけない点ですが、表情も非常に大切です。
表情が豊かな人の方が、話していて楽しいですよね。
無表情だと、
「この人は今何を考えてるんだろう?」
「なんかつまらないなぁ」
「ウソついてるのかな?」
「怪しい人だな」
など、マイナスのイメージを持たれてしまうかもしれません。
笑顔も、広角が片方だけ上がったり、目が笑っていなかったりすると印象が良くないので、鏡を見ながら笑顔の練習をしてみるのもおすすめです。
例えば私の場合は、次のようなことに気を付けました。
- もともと目がキツイ印象なので、しっかり目元も笑うようにする
- 上唇の真ん中が上に上がるような笑い方で、キレイではなかったので、左右の広角が上がるようにした
- 右側の広角が上がりにくいので、鏡を見ながら練習
声のトーン・スピード
トーン
もともとあなたが持っている声のトーンがあると思います。
低かったり、高かったり、平均的だったり。
高いトーンは明るい印象を受けますが、落ち着きがなく聞こえると信頼感が低くなります。
低いトーンは、落ち着いた印象を受けますが、暗いイメージを受けることもあります。
平均的なトーンの場合でも、ずっと一定のトーンだと退屈になるので、強弱をつけた方が良いです。
例えば、挨拶や明るい話題の時は明るいトーンで話し、まじめな話の時には普通~低いトーン、重要な話題に切り替える時や、引き付けたい時にわざと低いトーンにする、など、使い分けができると良いです。
スピード
話すスピードも重要ですが、あまり意識していない人も多いと思います。
実は、人は自分の話すスピードに近い人と話すと、心地よく感じます。
つまり、相手がゆっくり話すタイプの人なら、早口は抑えて、ゆっくり話すのが良いでしょう。
相手が早口でせっかちなタイプの人であれば、できるだけ近いスピードにし、テンポ良く話すと相手は話しやすいはずです。
コカ・コーラに営業しに行く時に、青のネクタイは最悪。
これはちょっとした余談ですが、相手の好きなカラーを取り入れるというのも効果があります。
例えば、コカ・コーラのイメージカラーが赤で、ペプシコーラのイメージカラーが青だったとしましょう。
あなたがコカ・コーラ社に営業に行くとしたら、赤のネクタイを着けていくことをおすすめします。
企業にはコーポレートカラーという、その会社のイメージカラーが存在している場合があります。
あなたが赤色のネクタイをしていると、相手は無意識下で「仲間の色・受け入れやすい色」と判断します。
逆に、ペプシを連想させる青いネクタイを着けて行くと、無意識下で「敵の色だ!」と思われてしまう可能性があります。
これがどこまで影響するかはわかりませんが、私が勤めていた会社の営業部長(超成績優秀なスーパー営業マン)は、こう言っていました。
「少しでも契約の可能性が上がることなら、俺は全部取り入れる。1%を積み重ねていった先に、契約が実る。」
それを聞いてから私も、契約率が少しでも上がりそうなことは取り入れるようになりました。
そして、色も相手に合わせるように意識しました。
ネクタイやカーディガンを数種類用意しておき、お客様が身に着けている色や、好きそうな色を着ていきます。
また、色以外で言うとファッションなども取り入れます。
かっちりしたスーツが好きそうな人には、スーツで会う。
VansやStussyなどのストリート系が好きな人には、ストリート系のテイストを入れる。
ナチュラルな雰囲気が好きそうな人には、落ち着いたベージュ系の服、など。
契約をいただいてお金を稼ぐのはそんなに簡単ではありません。
1%を積み重ねていきましょう。
オンラインの第一印象は?
オフラインで会わず、オンラインで文章のやり取りのみだと、今回の内容を応用できる部分は限られてくると思います。
しかし基本的な考え方は一緒です。
オンラインの営業をする場合は、
- プロフィールアイコン
- ハンドルネーム
- 営業文の冒頭
などが影響してくると思います。
アイコンは笑顔のものを用意するとか、子供と一緒に写っていて暖かさを感じるものにするとか。
名前は悪い印象を受けなければ良いと思います。
「初心者」や「勉強中」と書いた名前やプロフィールで営業してしまうと、印象がかなり悪いのでやめましょう。
営業文は、挨拶を丁寧に簡潔に入れておき、相手が知りたい情報を早めに出す、ということも重要だと思います。
とにかく、「自分の第一印象はどうだろう?」と考える癖がつけば、段々良くなるでしょう。
まとめ
今回は第一印象についてまとめましたが、どうでしたか?
私自身にも改善の余地がまだまだありますし、これは誰にとっても終わりがないテーマだと思います。
結局大切なことは2つです。
「相手がどう思うか」
「改善しようという謙虚な気持ちがあるか」
これを気にしておけば、自ずと良い方向に向かっていくでしょう。
それでは、引き続き「月100万を稼ぐ営業の基礎」シリーズを書いていきます。
また次回。
このブログでは、
- 動画編集を仕事にする方法
- 動画編集でちゃんと生活費を稼ぐ方法
- 動画編集でフリーランスとして独立する方法
- フリーランスとして自由に働く方法
などを紹介しています!
オリト
週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。
子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。
「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
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