【2022年11月版】YouTube「著作権の申し立て」を解決する方法を解説!【画像付き / MotionElements版】

【2022年11月 最新】YouTube「著作権の申し立て」を解決する方法を解説!【画像付き / MotionElements版】

YouTubeに動画をアップロードしていて、こんな表示を見たことはありませんか?

そう、「著作権の申し立て」です。

「著作権の申し立て」なんて書かれると、つい身構えてしまいますよね!

「え?著作権に違反していたの?訴えられるの?」なんて心配をしてしまう人もいると思います。

今回は、不当に「著作権の申し立て」をされてしまった場合の対応方法をまとめておきます!

お役に立てれば幸いです。

 オリト 

週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。

子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。

「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
noteはこちら

目次

「著作権の申し立て」は、基本的には心配しなくて大丈夫

ざっくり言ってしまうと、この「著作権の申し立て」は無差別攻撃のように送られてくることがあります。

もちろん、あなたが著作権に違反するような楽曲を勝手に使用していたらそれは違反になりますので、削除するしかないでしょう。

しかし、フリー素材のBGMやライセンスを所有している楽曲を使用したのに、「著作権の申し立て」をされてしまうことがあるのです。

私は普段「MotionElements(モーションエレメンツ)」というサイトに有料プランで登録し、BGMをダウンロードしてYouTubeの動画で使用しているのですが、それでも「著作権の申し立て」がたまに出てきます。
(10~20曲に1回くらいのイメージ)

MotionElements - ロイヤリティフリー 動画素材マーケット、音楽、アフターエフェクト テンプレート

正当なルートで使用しているのに、気分が悪いですよね…。

詳細を確認してみる

先ほどの画像の中の「詳細を表示」をクリックして、詳細を見てみましょう。▼

「著作権侵害の警告ではありません」
「動画への影響:制限はありません」

などと書かれています。
(”収益化の対象外になります”のように書かれている場合もあるかもしれません。)

左下の「使用されたコンテンツ」を見ると、今回使用した楽曲のタイトルとアーティスト名が出ています。
こちらの情報は間違いありませんでした。

「制限はありません」にカーソルを合わせると、著作権を主張している相手の名前が出てきます。

「HAAWK for a 3rd Party」と表記されています。

実はこの「HAAWK for a 3rd Party」という組織が、無差別に色々な楽曲の著作権を主張する、非常に面倒な組織だそうです。(あくまでネット上の情報です。)
詳しい仕組みはわかりませんが、著作権を不当に主張してその動画からの広告収入を得てしまうという、とんでもない組織だとか…。
迷惑極まりないですね。

このままでも動画の視聴には影響が無いようですが、正当に使用している楽曲に対して「著作権の申し立て」をされたままでは気持ち悪いですね。

ということで、「著作権の申し立て」に対して「異議申し立て」をしましょう。

不当な「著作権の申し立て」に対して「異議申し立て」をしよう

赤い丸で囲んであるあたりに、「・・・」を縦にしたようなマークがあると思います。
そちらをクリックするとメニューが出ます。

その中の「異議申し立て」をクリックしましょう。

「異議申し立ての資格」

ここでは、”これらの理由では異議申し立てをすることはできないよ~”という内容が書かれています。

「曲または動画のCDやDVDなどを購入している」
▶たとえば、好きなアーティストのCDを購入したからといって、その曲は勝手に使えないよ、ということです。

「動画から収益を得ていない」
▶動画から収益を得ていなくても著作権に違反する楽曲は使用できないよ、ということ。
一般的に世に出回っているほとんどの歌や曲には著作権があります。

「著作権者のクレジットを表示している」
▶たとえば「好きなアーティストの曲を勝手に動画内で使っているけど、動画内や動画概要欄でクレジット表記しているから大丈夫!」とはならないよ、ということ。

著作権について書くと長くなってしまいますが、
基本的に楽曲や絵などは、「作られた瞬間にすべて自動的に著作権が生まれ、守られている」と思ってください。
著作者が「こういう条件で使っていいよ」と明示していないものを勝手に使用したら、すべて著作権違反です。

(詳しくは調べてみてください。)

この3つの項目を見て問題が無ければ、チェック☑を入れて次に進みます。

「理由」

次は、「異議申し立てをする理由」を選択します。

今回は「MotionElements」から許可を受けてダウンロードしている楽曲を使用しているので、上から2番目の「ライセンス」を選択しました。

「要件」

ここでは「ライセンスの内容をしっかり確認してね」ということが書かれています。
規約などはしっかり読んでおいたほうがいいでしょう。
問題が無ければチェック☑を入れて次へ進みます。

「根拠」

さて、続いて「ライセンスの根拠を示してください」というような画面になるのですが、
一旦この画面はそのままにして、ライセンス情報を確認しに行きます。

今回は「MotionElements」の楽曲を使用したので、「MotionElements」の場合で説明します。

MotionElements - ロイヤリティフリー 動画素材マーケット、音楽、アフターエフェクト テンプレート

MotionElementsでライセンス情報を確認する

2022年11月現在だとこのような表示になっています。
右上から「マイアカウント」を選択します。

左側のメニューの「ダウンロード」をクリック。
(ダウンロード履歴から目当ての楽曲を探すため。)

楽曲コードで検索をします。
通常は楽曲のダウンロード後に名前を変更していなければ、ダウンロードした楽曲のファイル名にコードが入っています。
今回の場合だと「16603714_MotionElements_soulful-vlogger.wav」というデフォルトの名前でPCに保存されていました。
この「16603714」を入力して検索すると出てきます。

もし楽曲コードがわからない場合は、以下の方法で試してみてください。

先ほどの「ダウンロード」の履歴からではなく、普通に新しい素材を探す要領で、サイトの検索窓から楽曲を検索します。
(楽曲名がわかっていないと調べられません。)

※今回の楽曲名は「Soulful Vlogger」なのですが、「著作権の申し立て」の画面ではなぜか「SOULFUL HIP HOP VLOG」となっていました。
理由はわかりませんが、こういう場合に本当の楽曲名がわからないと、検索しても出てこないので難航しそうです。

検索して出てきたら、クリックして詳細を確認します。▼

「コード 16603714」と書かれていますね。これで楽曲コードがわかりました。

そしたら先ほどと同じ手順で、「マイアカウント」→「ダウンロード」→コードで検索 と進めてください。

右上の「ライセンス」をクリックして、ライセンス証明書をダウンロードします。

(保存する時、楽曲名やコードも入れておいたほうがわかりやすいかも。
同じ曲はまた「著作権の申し立て」で引っかかることがあるので。)

↑こちらがダウンロードした「ライセンス証明書」です。

  • 証明書番号
  • 日付
  • ライセンスID
  • ライセンス名(おそらく自分の名前になっています)
  • 注文番号
  • ライセンスタイプ
  • SKU
  • ライセンス素材

これらの項目をすべて控えておきます。
(これはPDFなので、私の場合は使いやすいようにメモ帳にコピペしています。)

YouTube画面に戻り、「根拠」の入力をする。

ここでやっとYouTubeの画面に戻ります。
お疲れ様です。あと一息です。

左上に「ライセンス情報を以下に入力してください(必須)」と書かれていますね。

この部分の書き方は、私がオリジナルで書いていますが、
今のところすべて異議申し立てが通っているので、以下にテンプレートを載せておきますね。

私はこの楽曲を”Motion Elements”サイトよりダウンロードし、正当なライセンスを得て使用しています。
ライセンス証明情報は以下の通りです。

証明書番号:398130898-624
ライセンス ID:708401
注文番号:398130898-624
日付:2021-10-12 (JST)
ライセンス 名:●● ●●(氏名)
ライセンスタイプ:ロイヤリティフリー
SKU:16603714-9712025
ライセンス素材:Soulful Vlogger

“Motion Elements”サイトの「ロイヤリティフリー素材使用許諾契約書」ページはこちらです。
https://www.motionelements.com/ja/legal/license

※項目などはそれぞれご自身の合ったものに変更してください。

こちらの書き方で、今のところ3件中 3件すべて、問題なく異議申し立てが通っています。

画面下のチェックボックス3つにチェックを入れ、署名を入力し、送信して完了です。

異議申し立て後の流れ。どのくらい時間がかかる?

「異議申し立て」を送信すると、自動でYouTubeからの返信メールが届きます。▼

日本語翻訳機能を使うとこんな感じです。▼

あとは待つだけです!

今回は、1時間42分で「申し立て取り下げ決定」のメールが届きました。▼

英語
日本語訳

これで無事に、相手の「著作権の申し立て」を取り下げさせることができました

今回は1時間42分かかりましたが、数十分で完了した時もありました。
ひとつの目安になれば幸いです。

(補足)ライセンス証明の名義を変えたい場合

MotionElementsサイトでライセンス証明をダウンロードする手順を説明しましたが、
「ライセンスの名義」を変更する方法もお伝えしておきます。

たとえばあなたが動画を納品する立場で、YouTubeへのアップロードや運用をクライアントさん(お客さん)が行なっているとしましょう。

その場合、この「異議申し立て」の作業はクライアントさんが行なう可能性があります。

そうするとライセンス証明書の「ライセンス」の欄にあなたの名前が書いてあると面倒なことになる可能性もありそうですよね。

ということで、「クライアントさんの名義に変更する」という状況を想定して、その方法を書いておきます。

ライセンス名義 変更の方法

今回は「マイアカウント」から「請求書/領収書」を選択します。

で、ここからがまたややこしいのですが、
先ほどまで使用していた「楽曲コード」ではなく、「注文番号」で検索をかける必要があります。
(このへんの検索システムが不便すぎる。)

ちなみに「注文番号」はライセンス証明書に載っています。▼

この場合だと「398130898-624」ですね。

お目当ての曲が見つかったら、右のほうの「ライセンス↓」をクリックしてください。

するとこういう画面になります。
「ライセンスを変更」を選択すれば好きな名義に変更できます!

※なぜか、この「ライセンスを変更」が出てこない楽曲もいくつか見受けられました。
申し訳ないですが、これについては原因がわかりません…。
本当に必要であればサポートに連絡をしてみると良いかと思います。

まとめ

以上が「著作権の申し立て」に対しての対応方法です。

今回は「MotionElements」を例にして解説しましたが、他のサイトでも応用が利くと思います。

MotionElements - ロイヤリティフリー 動画素材マーケット、音楽、アフターエフェクト テンプレート

↑「Motion Elements」では動画素材・アニメーション・BGM・After Effectsテンプレートなど、様々な素材が無制限でダウンロードできます。(一部 無制限ではない素材もある。)
「フリー素材では限界だな…」「他の人と被るなぁ」と思う方にはオススメです。

それにしても、正当なルートで素材を使用しているのに、こんな面倒な手順を踏まないといけないなんて本当に迷惑ですよね…。

少しでも皆さんがラクをできるように解説させていただいたつもりです。
先ほどご紹介した、異議申し立てのためのテンプレートもぜひご利用ください。

お役に立てると幸いです。
それでは。

 オリト 

週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。

子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。

「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
noteはこちら

情報を見逃したくない方へ!

メールアドレスを登録していただければ、
記事が更新されたときに通知を受け取ることができます。
ぜひ活用してください!

メールアドレス宛に確認メールが届きます。
「今すぐ確認」を押していただければ完了です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次