YouTubeサムネイル 1枚3300円を受注するまで

※この記事は2023年10月に投稿したものを、一部更新して新たに投稿しています。

今回は、私がYouTubeサムネイル制作を始めてから6ヶ月で1枚 3300円(12枚 39,600円)で受注できた経緯を紹介します。

ちなみに私は、サムネイル制作を主な仕事とはしていません。
YouTubeの動画編集の仕事をしているため、合わせてサムネイルを制作する程度で、サムネイル専門ではありません。

それでも1枚3300円くらいはいただけたので、もし低い単価で悩んでいる人がいれば、参考にしてみてください!

 オリト 

週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。

子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。

「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
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目次

YouTubeサムネイル制作の平均単価

そもそもYouTubeのサムネイル制作費って、単価はどのくらいなのでしょうか?

私が仕事仲間から聞いた話や、ネットでの情報を調べた限りでは、このくらいです。

YouTubeサムネイル 1枚の平均単価
500円〜2000円

※あくまで私が調べた限りの情報です。「相場」ではありません。

他にも、「5枚 1500円で受けます!」と募集しているクリエイターさんも、何度かネットで見かけました。

1枚あたり300円くらいで受ける人も居るということですね。

そのサムネイル制作費、安すぎない?

私の感覚だと、

「1枚のサムネイルを制作する」という行為に対して1000円未満なんて安すぎる

というのが本音です。
(あくまで私個人の考えです。)

また、

仕事を受ける→アイディアやデザインを考える→制作する→クライアントのチェック→修正があれば修正する→納品

こういった流れやコミュニケーションなどが発生するわけですから、
単純な作業時間以外の手間もかかっていますよね。

そんなに安く請け負わないほうがいいと思います。

サムネイルのクオリティと金額

正直なところ、僕のサムネイルのクオリティはあんまり高くないと思います。
ちなみにサムネイル作成歴は 6か月ほどです。(2021年10月時点)

↑サンプル用にふざけて作成したもの

↑サンプル その2

↑サンプル その3

レベルとしてはこのくらいです。

すでにサムネイルの制作をしている人から見れば、「そんなに上手くないな」と思われるかもしれません。
デザインなどを学んでいない人でも、パソコン仕事が得意じゃない人でも、少しずつ学べばこの程度のレベルは余裕で制作できます。

このレベルでも1枚 3300円で受注できると思うと、自信が出てきませんか?

しかし、1枚500円〜1000円くらいで、もっとクオリティが高く、手の込んでいるサムネイルを作っている人も居ます。

そう考えると、「クオリティ=金額 ではない」ということがわかりますね。
(クオリティを上げるのは悪いことではありませんが。)

クオリティと金額の関係は?

私の場合は、まず「1000円未満のサムネイル制作は受けない」と決めていました。

「動画+サムネイル」で7,000円〜20,000円 という金額帯の仕事は継続で受けていたので、
その仕事の中で、サムネイルのクオリティを少しずつ上げていきました。
(2021年時点で)

では、クオリティをどうやって上げていくか?

YouTubeやGoogle検索などで「このサムネイル上手いなぁ」と思うサムネイルを見かけること、ありますよね?
有名ユーチューバーの方々なんかは、ちゃんとしたお金を払ってプロに頼んでいることも多いので、上手いサムネイルが多いです。
それをPCに保存して、真似して作れるようにIllustratorやPhotoshopを練習しました。

「このグラデーションの作り方、どうやるんだろう?」
「写真の切り抜きで、髪の毛の切り抜きがうまくいかないな…」

という疑問が出てきますが、ネットで検索すればいくらでも出てきます。

そうして少しずつサムネイルのクオリティを上げていきました。

「キレイなサムネイル」じゃなくていい。

私は洋服デザインの専門学校に通っていたので、「デザイン」について考えることは多かったです。

そこで学んだのは、「デザインはアートじゃない」ということです。

アートは、自分が好きなように表現したものです。

一方、デザインは目的があるものです。

たとえばYouTubeのサムネイルのデザインについて考えると、

クリック率を上げる

これが目的です。

それを忘れて、「キレイなサムネを作る」「プロっぽいサムネを作る」ということをを優先すると、目的に合わないサムネイルが出来上がります。

極端な例で言えば、
「何の文字も入れず装飾もしていない、動画の一部から切り取った、ただの画像」
これでもインパクトの強い画像ならクリックされるんです。

下手に作り込んだサムネイルよりクリックされる場合もあります。

ということで、キレイに作る努力をしながらも、「いかにクリックさせるか」に注力した方が良いと思います。

クライアントからデザインを細かく指定されている場合は仕方ないですが、あなたの考えを提案してみるのもいいですね。

キャッチコピーや行動経済学を学んだ

これは少し話が逸れるようですが、私は心理学・行動経済学・セールスコピーの本を読むようにしています。

なぜかというと、結局は人間の心理と行動を理解することはビジネス全般に役立つからです。

例えばサムネイルにしてみても、

  • このサムネイルで最終的にどんな反応・行動を促したいか
  • ターゲットはどんな属性か
  • プラスの感情に訴えかけるか、それとも不安を煽るような表現にするか

など、色々考えることがありますが、こういったことを考える際に「心理学・行動経済学・コピーライティング」はとても役に立ちます。

動画編集も、マーケティングも、普段の人とのコミュニケーションも、全てに役立つ分野だと思うので、心理学や行動経済学を学ぶのはオススメです。

読むハードルが高ければ、読みやすい漫画タイプの本でも、なんでも良いと思います。

1枚 3300円でサムネイル制作のオファーが来るようになった。

動画編集の相場・単価はいくら?

私がもともとYouTube動画の編集を担当していた、建築系の会社があります。

少し複雑な事情で、私とは別にもう1人、外部の動画編集者が居ました。
私とその人の2人で交互に編集をしていました。
そして、サムネイルもそれぞれが交代で作っていました。

すると、その会社の社長さんが私に、
「あなたの作ったサムネイルの方がクオリティが高くて、視聴回数も多い傾向にありますね。視認性も良いし、見たくなる気がします。」
と言っていただけました。

ちなみにもう一人の方は、IllustratorとPhotoshopが苦手だったようで、パワーポイントのみで作っていたようです。
また、撮影の仕事に特化している人だったため、サムネイルの練習には手が回らない状態でした。

そんなこともあり、社長さんから
「今までもう1人の方が作ってきたサムネイルを作り直してもらえませんか? 1枚3300円でお願いしたいです。」
というお話を頂けました。

クリック率を最優先に考えながら、サムネイルのクオリティを少しずつ高くしていったおかげだな、と感じました。

サムネイル制作の「相場」を疑え

この記事のはじめに、「一般的に言われている平均単価は500〜2000円」と書きましたが、
それに囚われない方が良いです。

「相場」なんて、実態があるようで無いようなものです。

私の経験上、
「相場がこれくらいだからこの値段で受けよう…」と考えていると、それ以上の金額で受けられなくなってしまうと感じています。

無意識のうちに相場に縛られて、勝手に自分の限界を作ってしまうのです。

また、ネット上で自分より実力が上の人を沢山見て、
「あの上手い人が1枚500円で作ってるんだから、自分が2000円なんかで受けられるはずがない」
と勝手に制限をかけてしまうこともあるでしょう。

普段デザインに関わっていない発注者からすれば、
「1つの制作物をクリエイターに作ってもらうのに1~2万円くらいかかるのは当たり前」
という感覚の人も多いと思います。

さすがにサムネイルで1枚1万円は厳しいかもしれませんが、3300円でも考え方によっては安いと思われるかもしれませんね。

5,000円も20,000円も大差ない

少しサムネイルの話から離れますが、制作物の金額についてお話しします。

私は、会社経営者や個人事業主の方々からお仕事を受けていますが、
経営している人から見れば、単価が5000円だろうと20000円だろうと、そんなに変わらない場合が多いです。
(事業の規模による)

実際に、こんなことがありました。

この動画編集の仕事、13本を10万円くらいでできる?

いやー、1本あたり1.5万円は欲しいです。

じゃあ13本 20万円(税込)でどう?

そんな流れで、結局20万円で受けることになりました。

一言交渉しただけで、10万円から倍の20万円になったわけです。

経営者からすれば、広告費に数十万円かけるのは普通のことで、数万円変わってもそんなに気にしない人も多いんです。
(業種により感覚が異なります。)

クリエイティブな仕事の単価というのは、やったことがない発注者から見ればイメージがしにくいです。

なので、クライアントとの関係性が悪くなければ、「じゃあその金額で頼むわ」というノリで発注してくれたりします。

ポイントとしては、できるだけ会社から直接仕事を受けるというスタンスでやっていくといいですね。

私は、ディレクターさんを挟んでいる仕事があったり、直接会社とやり取りしている仕事があったりと様々ですが、やはり会社と直接やり取りできる方がお金は良いと思います。
(※2023年8月現在は、会社と直接のやり取りしかしていません。)

会社から直接受けるのが厳しいとしても、オンラインで受ける仕事よりもオフラインで受ける仕事の方が単価は上がりやすいです。
このあたりの話はまた別の記事にしようと思います。

まとめ

後半でサムネイルの話から逸れてしまいましたが、ポイントをまとめます。

  • 相場や平均の金額にとらわれない
  • クオリティ=金額 ではない
  • クオリティは「美しさ」よりも「効果」を最優先
  • 少しずつ上達していけばいい
  • ネット上の人たちと自分を比べ過ぎない
  • できるだけクライアントから直接受ける

実際のサムネイルの作成手順や、営業方法などについては、今後別の記事で発信していこうと思います。


単価の低い仕事で疲れてしまっている人が、できるだけ高いの仕事をして、余白の時間も作れるような助けになれたらいいな と思い、この記事を書きました。

私自身もまだまだ成長していかなければなりませんが、この記事が少しでも役に立てば幸いです。

 オリト 

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子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
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