動画編集初心者が仕事を受けるためのステップを解説!【案件獲得 / 営業】

今回は、次のような人たちに向けて書きました。

  • これから動画編集を初めて、仕事にしたい
  • 動画編集を覚えている最中で、仕事を受けてみたい
  • 実際に仕事を探しているけど、どの仕事に応募するか迷っている

「お金をもらって仕事を受ける」という最初のステップは、色々と不安なこともあるかと思います。

私も最初はどうすれば良いかわからず、手当たり次第に探しました。
その経験で得たものが、あなたの役に立てば嬉しいです。

この記事では、

  • 具体的な仕事の探し方 4つ
  • それぞれの特徴

このあたりを紹介していきます。

 オリト 

週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。

子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。

「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
noteはこちら

目次

動画編集の仕事の獲得方法

仕事の受け方は色々ありますが、最初は次のような取り方が多いと思います。

  1. クラウドソーシングサイトを利用する
  2. Twitter(X)などのSNSで、募集している人を探す
  3. 自分から営業して売り込む
  4. 紹介してもらう

①~④まで、説明しますね。

①クラウドソーシングサイトを利用する

クラウドソーシングサイトって何?

クラウドソーシングサイトというのは、発注者(仕事を頼む人)と受注者(仕事を受ける人)を繋ぐオンラインサービスです。

仕事を発注しているのは、企業だったり、個人だったりします。

例えば、クラウドソーシングサイトではこんな具合に募集がかけられています。

弊社が運用しているYouTubeチャンネルの動画を編集してくださる方を募集しています!
継続でのお仕事の依頼になります。

・ジャンル:バラエティ系
・編集内容:カット、テロップ入れ、効果音入れ など
・金額:3000円~8000円(長さによる)

簡単な自己紹介・実績を書いてご応募ください!

みたいな感じです。
実際はもっと長く細かく書いてあります。

実際にクラウドソーシングサイトに登録して見てみると、わかりやすいと思います。

このあたりが有名なクラウドソーシングサイトです。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • ココナラ

  

どれに登録しようかな?

私は全部登録しましたが、結局クラウドワークスとランサーズの2つで応募を10~20件送りました。

クラウドワークスで数件の話が進み、お仕事をいただけましたが、その後は使っていません。
現在はオフラインの方々の仕事がメインなので、クラウドソーシングサイトは使わなくなりました。

クラウドソーシングサイトのメリット・デメリット

クラウドソーシングサイトを使うメリットは次の通り。

メリット

  • 仕事を依頼したい人があふれている(=探す手間が省ける)
  • 仕事を条件で探しやすい(金額など)
  • 契約書などを作る必要が無い
  • スカウトが来る可能性もある
  • 未払いはほぼ発生しない

このあたりでしょうか。

「知らない会社に自分で売り込みに行くのは苦手だな」という人には挑戦しやすいですよね。

一方、デメリットはこちら。

デメリット

  • みんな応募しやすいので、競争率が高い
  • 学生や主婦が格安で受けたりするので、金額帯が安い案件が多い
  • 手数料が20%ほど持っていかれる
  • 基本的に、外部ツールでの連絡はできない

とにかく、「競争率が高い」「安い」という印象を大きく受けます。

競争率の面に関しては、ちゃんとしたサンプル動画を作って、応募の営業文をしっかり作れば問題ありません。

金額の安さに関しては、「●千円以下には応募しない」というラインを決めるのも良いかもしれませんね。

私の場合は、2~3ヵ月でクラウドソーシングサイトから案件を探さなくなりました。

「単価が安いものが多い」というのも理由の1つです。
もう1つは、フリーランスとして仕事を続けていくうちにいろいろな人から仕事の紹介がもらえるようになり、クラウドソーシングサイトを使わなくて済むようになったからです。

クラウドソーシングサイトでの仕事の取り方

仕事を取るための営業文(応募の際の文章)については、別の記事で書きます。

初心者なら5000円以上の案件がオススメ!

最初は実績作りだと思って、
気軽に応募できる、500円とか1000円からやってみようかな。

個人的な意見では、初めてでも5000円以上の案件を受けて大丈夫です!

え!最初から5,000円ももらって大丈夫かな…?

実際に私が初めて受けた案件が、1本5000円(税抜)でした。

むしろ「1000円とかの案件はやめた方がいいよ」と言いたいくらいです。

なぜかというと、動画の編集は数時間かかるのが当たり前ですから、
そもそも発注者がそんな激安価格で依頼している時点で、編集者をナメています。

「実績作りにどうぞ!」なんて言葉でうまく釣っていますが、そういう人との仕事は関係が良くならないと思っています。

私は激安案件に1度だけ応募してしまったことがあるのですが、最初の会話の段階で「この人、作業する人を見下しているな」というのを感じたので、こちらからお断りしました。

逆に、5000円以上の案件の人になると相手も優しかったり、常識のある人が多かったです。

(一般的な仕事の感覚で考えれば5000円でも安いです。ネットだと平均単価が低い印象ですね…。)

注意点としては、「相手が提示しているサンプル動画などを見て、完全に再現できる自信がある」という場合に限り、応募しましょう。

ユーチューバーの方々の動画を見て、ある程度コピーできるように練習しておいた方がいいです。

相手の希望に沿えそうなら、ちゃんとした金額をもらった方が良いんだね。

②Twitter(X)などのSNSで、募集している人を探す

僕はTwitter(X)経由でも、数件お仕事をいただきました。
(他のSNSは試していません。)

Twitter(X)の検索機能で「動画編集者 募集」と調べると、いくらか案件募集の投稿が出てくると思います。

クラウドソーシングサイトで検索するような量は出てきませんが、
1日当たり5~10件くらいの募集があるイメージですね。(2021年4月ごろの感想)

金額帯は、クラウドソーシングサイトにあるような、激安価格は少ないです。
1本 3,000円~15,000円くらいの印象です。

おそらく、「激安価格で募集をかけたら周りから叩かれる」という考えもあるのかもしれません。

特にちゃんと育てている自分のアカウントで募集をかけている人は慎重だと思います。

Twitter(X)から仕事を受けたい方は、毎日検索してみると良いと思います。

検索すると、こんな感じのツイートがあります。

動画編集者を募集しています!

・内容:YouTube用動画編集
・ジャンル:ゲーム実況
・金額:1本 5000円~
・条件:Premiere Proの方限定

フォロー・RT後、DMにて実績やプロフィールなどをお送りください!

DMを送って応募!

どれに応募したらいいかな?

私は案件を見つけたら、手あたり次第DM(ダイレクトメール)を送って応募しました。
(無茶な条件のものは除いて)

「10件送って1件くらい反応があればいいや」という気持ちで、ハードルを下げていました。

その結果、10件中5件くらいは反応があり、実際に仕事になったのは3件くらいだったと思います。

Twitter(X)営業文について

どんなDMを送ったらいいかわからないよ!

Twitter(X)で応募するときのDM営業文のコツは、別記事で解説しようと思います。

一応、テンプレの型を作っておいて、応募先によって少しずつ文章を変える感じです。

SNSで仕事を受けるメリット・デメリット

SNS経由の仕事のメリットはこちら。

メリット

  • 依頼している人がどんな人か、わかりやすい場合がある
  • 依頼主がちゃんと運用しているアカウントなら、悪評が立つようなことはしない
  • クラウドソーシングサイトのように手数料が取られない

サブアカウントなどではなく、フォロワーもある程度いる ちゃんとしたアカウントなら安心しやすいですね。

当然ですが、仲介者が居ないので手数料などが発生しないのも魅力的です。

一方でデメリットはこちら。

デメリット

  • 応募者が多い
  • 二次受け(下請け)の場合がほとんど
  • 契約書などを用意してくれる人は少ない
  • 未払いなどのトラブルのリスクがある
  • 対応が雑な依頼主も多い
  • 自分の過去のツイートや、今後のツイートなども見られる

僕の率直な感想だと、「社会人としてちゃんとしている人が少なかった」という印象です😅
(もちろん、ちゃんとしている人もいます。)

対応がテキトーな人が多いんですよね…。

  • 「じゃあ来月依頼しますね!」と言われてからずっと音沙汰がない
  • 「素材、明日送りますね!」→2週間後に突然送られてくる
  • 基本的な挨拶のキャッチボールが難しい(急に返事が無くなったり。)
  • 動画制作の指示が雑過ぎる
  • 支払いが遅れても謝ってこない

こんなのがザラです。
「お金をもらえなかった」みたいな話も聞きますが、僕は運良く遭遇しませんでした。笑

基本的には「契約書を交わしていなければ、逃げられても泣き寝入りするしかない」という覚悟でいた方がいいです。

ちなみにクラウドサインというサービスで、オンラインで契約書を交わすことも出来ます。
ネット上に契約書のテンプレートもあったりするので、それを使って自分なりに作成してみるのも良いと思います。
(本来は専門家に作ってもらった方が良いです。)

こんなことを書くとTwitter(X)で応募しにくいかもしれませんが、ちゃんとした人も居ますので、チャレンジしてみてください。
とにかく、アカウントをよく見ることですね。
その人の普段の発信内容を見て、信頼できそうなら応募するといいでしょう。

契約書を交わしていなくても全然トラブルのないディレクターさんもいます。

もし、DMで会話している時点で「この人やばそうだな」と思ったら、丁重に辞退するのが良いと思います。

③自分から営業して売り込む

次は自分から会社や個人事業主に売り込むパターンです。

自分で知らない人に営業しに行くなんて…
経験も無いしイメージもつかないなぁ。

難易度は高そうに思えますが、意外と思い込みかもしれません。

あとは、「ほとんど断られて当たり前」の精神で数をこなすと、上達していきます。

元営業マンで月収100万円を達成した私が、営業のノウハウをこのブログで発信しています。
良かったら読んでみてください▼

ディレクターなどを挟まず、直接仕事を取った方が金額は大きいので、営業スキルを伸ばす良いきっかけだと思って挑戦するのもありです。

クラウドソーシングサイトは安いし、Twitter(X)はほとんどが二次受け(下請け)になるので、間でお金が取られてしまって、結局安いんですよね…。

自分で営業ができるようになると楽になると思います。

知り合いに営業する

ハードルを低くするなら、まずは知り合いに営業するのが良いでしょう。

会社を経営している知り合いが居れば一番良いのですが、個人で働いている人でも良いと思います。

ただ、個人経営の場合は「YouTubeの動画編集にお金をかけたい」と思わないのがほとんどです。
「YouTubeの動画編集に月●万円払ったとして、うちがいくら儲けられるの?」って感じでしょうね。

YouTubeの効果が得られそうな人に営業をすると良いでしょう。

また、知り合いに営業をかける時の注意点もあります。
その人との関係が壊れないようにすることです。

・「なんでもいいから仕事をください!」としつこく迫る
・数回しか会ったことがなく、浅い仲の人に営業する

こういう営業をすると、その人との関係が悪くなるかもしれません。
また、「すげー営業されたんだけど…」と知り合いにウワサをされても嫌ですよね。

なので、知り合いに営業をかける時は充分注意しましょう。

④紹介してもらう

紹介で仕事をもらうのが一番良いでしょう。

なぜかというと、自分から多くの案件に営業する必要が無く、紹介だと成約率も高いからです。

でも、誰から紹介してもらえるの?

そうですよね。
紹介元になる人がいないと話になりません。

紹介案件は、取ろうと思ってすぐ取れるものではないので、最初は難しいでしょう。
種をまいておいて、じっくり育てるようなイメージです。

まずは先述した、
①クラウドソーシングサイト
②SNS
③売り込みに行く

この3つから試してみるといいでしょう。

紹介営業についての詳しい説明は、別の記事で書こうと思います。

動画編集の仕事を受けられるようになった事例

初心者から仕事をたくさん受けられるようになるまでの、具体的な一例を知りたいなぁ。

では、実際に私がどんな流れで仕事を増やしていったのかを書いておきます。

①クラウドワークス、Twitter(X)、知り合いへの営業

最初はクラウドワークスとTwitter(X)の案件へ応募しまくり、同時に知り合いにも営業していきました。

Twitter(X)は、条件がキツイ案件以外は、ほとんど応募していましたね。
クラウドワークスは、「5000円未満は受けない」と決めて応募していました。

おそらく1~2ヵ月で30件ほど応募したと思います。
もっと応募しないと仕事はもらえないと思っていたので、これでも少ない方だと思っています。

実績は無かったので、「こんな編集ができます」というサンプル動画を作って載せていました。

知り合いへの営業は、

最近独立して動画編集とかデザインをやっているので、必要があったら声掛けてください~
こんなものが作れます。(サンプルを見せる)

と告知するような形でいろんな人に声をかけておきました。
個人経営でお店を出している人には、直接会いに行って話しました。

すぐに仕事になるようなことは無かったのですが、
「必要になったら、他の会社とかじゃなくてあなたに連絡するね。」
と言ってくれる人が多かったです。

ただし、期待しすぎないことが大切です。

②前に勤務していた会社からの紹介

前に私が勤務していた会社の社長さんが、
「うちの仕事もやってほしい」と言ってくれたので、
月々固定の金額でお仕事をもらうことになりました。

声をかけられたポイントとしては、

  • 私がその会社の業界に詳しい・知識がある
  • その会社のホームページの管理やチラシ作成などを、以前まで私が行なっていて、代わりの人材が見つけにくい
  • 私の勤務態度が、ある程度まじめだった

このあたりだと思います。

そして、この会社経由で他の仕事もどんどん紹介してもらえるようになり、2021年7月現在で4~5件の紹介案件をいただいています。

まじめに働いていればチャンスは生まれるんだな、と実感しました

③知り合いから少しずつ依頼が来るようになった

先ほども解説していた、
「知り合いへの営業」が少しずつ実を結び始めました。

「こんなの作れる?●万円くらいでやってもらえたら頼みたいんだけど。」
というような感じで、仕事がもらえるようになりました。

この記事を書いている間にも1件、知り合いからお仕事の依頼が入ってきました。

こういう風に仕事が舞い込んでくる状態を作るために、重要なポイントがあります。

人付き合いを丁寧にする、思いやりを持つ、人の手助けをする、など、
人としての信頼を貯めておくことです。

「見返りが欲しいから人に優しくする」という姿勢が見え見えだと、逆に上手くいかないかもしれませんが…。

私のスタンスとしては、
「10人を助けたとして、いつかそのうちの1人に助けてもらえたりしたらラッキー」
くらいの感覚で過ごすようにしています。

世の中支え合いですから、あなたが真面目に優しく接していれば、見ている人はちゃんと見ています。

まとめ

  1. クラウドソーシングサイトを利用する
  2. Twitter(X)などのSNSで、仕事を募集している人を探す
  3. 自分から営業して売り込む
  4. 紹介してもらう

まずはこれらを試してみましょう。
同時進行で進めていくのがおすすめです。

 

そして、ある程度仕事が得られてきたら

紹介営業に特化する

というのが1番良いと思います。

ちなみに、営業マンとしての売り上げギネス記録を持っているジョー・ジラードという人がいるのですが、
彼の営業スタイルは「紹介営業のみ」でした。

(現在のギネス記録については不明)

紹介営業の強さとやり方については別の記事を書きたいと思いますが、
どれだけ紹介営業が強いかわかっていただけると思います。

紹介営業については別の記事で詳しく書きますね。

補足

他の案件獲得方法として、

動画編集者チームに入る
・コミュニティに参加する

という選択肢もありました。

しかし、これについては私は経験が無いのでわかりません。
(すみません。)

私はたくさんの人の中に身を置くのが苦手な性格なので、一人で営業していますが、
コミュニケーションが好きな方は、そういうコミュニティに参加するのもありですね!

ただ、どの業界にも悪質なコミュニティはあると思います。
特に参加費がかかるようなコミュニティは、「信用できそうかどうか」しっかり見極めた方が良いでしょう。

それでは。

このブログでは、

  • 動画編集を仕事にする方法
  • 動画編集でちゃんと生活費を稼ぐ方法
  • 動画編集でフリーランスとして独立する方法
  • フリーランスとして自由に働く方法

などを紹介しています!

 オリト 

週7時間労働のフリーランスWebクリエイター。

子供2人と妻と暮らしています。
元・月収100万円の営業マン。
2021年から動画編集を仕事として始め、フリーランスとして独立。
独学で動画編集・デザイン・Webサイト制作を学び、1年後には月収100万円を達成。

「動画編集」「フリーランス」について情報発信をしています。
noteでも発信しています。
noteはこちら

情報を見逃したくない方へ!

メールアドレスを登録していただければ、
記事が更新されたときに通知を受け取ることができます。
ぜひ活用してください!

メールアドレス宛に確認メールが届きます。
「今すぐ確認」を押していただければ完了です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次